メッツ、千賀と5年契約正式発表 総額102億円 争奪戦制したオーナー「非常にうれしい」
米大リーグ、メッツは17日(日本時間18日)、ソフトバンクから海外FA権を行使した千賀滉大投手(29)と5年契約を結んだと発表した。3年目の2025年シーズン後は選手側に残りの契約を破棄してFAになる選択権がある。米メディアによると、5年の総年俸は7500万ドル(約102億4000万円)。
メッツはリリースで同投手がソフトバンクで通算87勝44敗、防御率2・59、1252奪三振、奪三振率10・3を記録し、4連覇を含む6度の日本一に貢献したと紹介。10球団前後による争奪戦を制した球団オーナーのスティーブ・コーエン氏は声明を出し、「コウダイは最高の舞台で自らの能力を存分に発揮し、数々のチャンンピオンシップを勝ち取った経験を持つ選手です」と高く評価。「コウダイをメッツファミリーの一員に迎えることができ、非常にうれしく思っています」とつづった。
今オフのメッツはエース格のデグロムやバシットら3投手をFAで失ったため、先発陣を再編。アストロズからFAになったサイ・ヤング賞3回&通算244勝のバーランダーを2年8666万ドル(約118億3000万円)で獲得したほか、カージナルスからFAになった左腕キンタナと2年2600万ドル(約35億5000万円)で合意した。千賀はメジャー通算201勝&サイ・ヤング賞3回のシャーザーらに続く、3、4番手の位置づけとなる見込み。地区連覇に向けてメジャー屈指の先発ローテーションが完成した。