千賀 メッツ決定 5年総額102億円超で育成出身初メジャー GM絶賛「ローテ入り興奮」

 米大リーグ、メッツは17日、ソフトバンクから海外FA権を行使した千賀滉大投手(29)と5年契約を結んだと発表した。米メディアによると総額7500万ドル(約102億円7500万円)。育成契約からメジャー移籍を果たした選手は初めてで、19日午前11時(日本時間20日午前1時)からメッツの本拠地シティ・フィールドで入団会見に臨む。

 育成でプロ野球に入った千賀が、アメリカンドリームを手にした。米メディアによるとメッツと結んだ契約は5年総額7500万ドル。3年目の2025年シーズン後は選手側に残りの契約を破棄してFAになる選択権があるという。

 メッツはリリースで千賀がソフトバンクで通算87勝44敗、防御率2・59、奪三振率10・3を記録し、4年連続を含む6度の日本一に貢献したと紹介。10球団前後による争奪戦を制した球団オーナーのスティーブ・コーエン氏は声明を出し、「コウダイは最高の舞台で自らの能力を存分に発揮し、数々のチャンピオンシップを勝ち取った経験を持つ選手です」と高く評価。「コウダイをメッツファミリーの一員に迎えることができ、非常にうれしく思っています」とつづった。

 エプラーGMは「何年も前から注目してきた。彼のような能力を持つ選手がローテーションに入ることに興奮している」と期待。今オフのメッツはエース格のデグロムやバシットら3投手をFAで失ったため、先発陣を再編した。

 千賀はサイ・ヤング賞3回&通算244勝のバーランダー、通算89勝の左腕キンタナ、メジャー通算201勝&サイ・ヤング賞3回のシャーザーらに続く、3、4番手の位置づけとなる見込みだ。

 ◆ニューヨーク・メッツ 1962年の球団拡張で誕生。69年にワールドシリーズを初制覇して「ミラクル・メッツ」と呼ばれ、86年も頂点に立った。同じニューヨークを本拠地とするヤンキース戦は「サブウエーシリーズ」と呼ばれる。本拠地はシティ・フィールド。日本勢は野茂英雄、吉井理人、新庄剛志、松井稼頭央、石井一久らが所属した。

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