エンゼルス、強打内野手ドゥルーリーと2年23億円合意正式発表 オルテガ“戦力外”
大谷翔平投手(28)が所属するエンゼルスは22日(日本時間23日)、パドレスからFAになったブランドン・ドゥルーリー内野手(30)と2年1700万ドル(約22億5000万円)の契約で合意したと発表した。同内野手の獲得により、オリバー・オルテガ投手(26)をメジャー40人枠から外した。
ドゥルーリーは15年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、ヤンキース、ブルージェイズ、メッツでもプレー。メジャー8年目の今季はレッズで開幕を迎え、92試合で打率・274、20本塁打、59打点をマーク。8月に自身4度目となるトレードでパドレスへ移籍し、46試合で打率・238、8本塁打、28打点を残した。シーズン28本塁打、87打点、OPS・813はいずれも自己ベストで、ユーティリティ部門でシルバースラッガー賞を受賞した。通算成績は645試合、打率・252、79本塁打、277打点。
エンゼルスは今オフ、ツインズとのトレードで一、三塁を守る強打のウルシェラを獲得。遊撃以外の内野を守るドゥルーリーが加入し、レギュラークラスの内野陣はレンドン、フレッチャー、レンヒーフォ、ウォルシュ、ベラスケス、今季デビューしたソトら多彩の顔ぶれ。その一方で課題とされている救援投手の強化は十分ではなく、トレードなど、今後の補強策に注目が集まる。
ドゥルーリーの獲得により、メジャー40枠から外されたオルテガは2年目の今季、初めて開幕からメジャー入り。最速158キロの直球とカーブを武器に27試合に登板し、1勝3敗1セーブ、5ホールド、防御率3・71をマークした。しかし、メジャーには到着できず、8月6日のマリナーズ戦を最後にマイナー落ちしていた。