沢村拓一 日本球界復帰よりメジャー残留希望 米報道 MLB複数球団が興味

 昨年9月にレッドソックスを自由契約になった沢村拓一投手(34)が日本球界復帰よりもメジャーでプレーすることを希望している、と1日(日本時間2日)、米大リーグ情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」がレッドソックスの地元紙「ボストン・グローブ」の情報として伝えた。関係者によると、メジャー3球団以上が興味を持っている。

 沢村は20年オフにロッテから海外FA権を行使してレッドソックスと2年300万ドル(約3億9000万円)で合意。契約最終年の昨季はリリーフで49試合に登板して1勝1敗、3ホールド、防御率3・73をマークした。最速158キロの直球とスプリット、スライダーの変化球を武器に7月下旬まで防御率2点台をキープしていたが、最後の15登板は防御率6・46と安定感を欠き、昨年8月下旬にメジャー40人枠から外され、3Aウースターに配属された。

 同サイトによると、2023年の契約は相互オプションで沢村は年俸190万ドル(約2億5000万円)を選択する権利があったが、9月に自ら球団にFAになることを申し出て3年目の契約を放棄。バイアウトの100万ドル(約1億3000万円)を受け取った。

 関係者によると、FAになった沢村にはメジャー3球団以上が獲得に興味。ただし、メジャー契約のオファーがなければ、日本球界復帰も視野に入れており、“古巣”ロッテと交渉しているとの情報もある。

 沢村は佐野日大-中央大をへて、2010年ドラフト1位で巨人に入団。20年9月にトレードでロッテに移籍した。NPB9年の通算成績は352試合(先発91試合)、48勝52敗75セーブ、64ホールド、防御率2・77。メジャー通算成績は104試合、6勝2敗、13ホールド、防御率3・39。

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