藤浪のアスレチックス入り正式発表 先発の柱として期待 日本時間18日入団会見
米大リーグのアスレチックスは13日(日本時間14日)、阪神の藤浪晋太郎投手(28)と1年契約で合意したと発表した。17日(同18日)にオークランドの球団事務所で入団会見が行われる。
米球界関係者によると、藤浪の契約内容は年俸325万ドル(約4億2000万円)プラス出来高100万ドル(約1億3000万円)。昨季の推定年俸4900万円から約10倍の増額となる。また、アスレチックスから阪神へ支払われる譲渡金は、同投手が登板数や投球回数に応じたものと予想される出来高をクリアした場合、最大で85万ドル(約1億1000万円)になる。
90年代半ば以降、緊縮財政を続けるアスレチックスはこの日、2選手との契約を更新したが、今季の総年俸はメジャー30球団最低の3800万ドル(約49億4000万円、13日現在)。先発の柱として期待されている藤浪の年俸はチーム7番目に相当する。
また、米野球データサイトのファングラフスは、データ分析予測システム「ZiPS」を用いて藤浪の今季予想成績を算出。先発10試合を含む16試合の登板で6勝5敗、防御率3・70。92回2/3を投げて92奪三振、53四球、6被本塁打と予想し、本塁打の出にくい本拠地がプラスに作用するとした。
大谷が所属するエンゼルスと開幕シリーズを戦うチームの今季の先発陣は昨季9勝の左腕アービン、同7勝の右腕ブラックバーンのローテ入りが確定。藤浪は2月15日から始まるキャンプで、韓国リーグ4年53勝のリシンスキーや昨季5勝のカプリーリアンらと残りの枠を争う。