米野球殿堂投票 強打堅守のローレン氏が選出 元楽天・ジョーンズ氏と元高知・ラミレス氏落選

 米国野球殿堂は24日(25日)、今年の殿堂入り選手を発表し、フィリーズやカージナルスなどで強打堅守の三塁手として活躍したスコット・ローレン氏(47)が選出された。

 ローレン氏は93年ドラフト2巡目でフィリーズに入団。97年に打率・283、21本塁打、92打点のマークし、新人王を獲得した。打撃タイトルこそなかったが、カージナルス時代の04年には打率・314、34本塁打、124打点をマークし、06年にはワールドチャンピオンに貢献。三塁でゴールドグラブ賞を8回受賞し、球宴に7回選出されるなど、メジャーを代表する強打堅守の選手として高く評価された。メジャー17年でフィリーズ、カージナルス、ブルージェイズ、レッズに所属し、通算成績は2038試合、打率・281、316本塁打、1287打点、OPS・855。

 殿堂入りの選考対象となる選手は「大リーグで10年以上プレーし、引退から5年が経過」が条件。投票は全米野球記者協会(BBWAA)在籍10年以上の記者によって行われ、候補者の中から10人までを選び、75%以上の得票率が必要となる。選考対象期間は10年で、得票率5%未満の場合は資格を失う。

 有資格6年目のローレン氏は76・3%、297票を集め、栄誉を手にした。次点は72・2%(281票)のトッド・ヘルトン氏で、68・1%(265票)のビリー・ワグナー氏が続いた。日本プロ野球経験者では13、14年に楽天でプレーしたアンドリュー・ジョーンズ氏が58・1%(226票)、独立リーグの高知に所属したマニー・ラミレス氏が33・2%(129票)だった。

 現役時代の禁止薬物使用を告白している、メジャー通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス氏は前回の34・3%(135票)から微増の35・7%(139票)だった。

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