アスレチックス・藤浪 「すべてが参考になる」藤川阪神SAからの助言 サポートもゲット
阪神からポスティング制度を利用して米大リーグ・アスレチックスと1年契約を結んだ藤浪晋太郎投手(28)が26日、鳴尾浜で汗を流し、視察に訪れていた藤川球団本部付SAから助言を受けた。
「こっち(日本)と全然違うんだなというのは改めて感じました。全てが参考になる」
肌を刺すような寒さの中でも大先輩との会話に熱が帯びる。糸井SAを交え、和やかな表情で約10分。その後、2人でスパイクや歩幅について話し込む場面も。大リーグでのプレー経験がある藤川SAからは生活面や環境面など、多岐にわたるアドバイスを受けた。
固く握手を交わし、サポートも約束だ。「僕も晋太郎(藤浪)も高校からタイガースに入って(今回)初めて外を知るので、カルチャーショック、違う部分が見えてくる」と藤川SA。「1年契約で、すごく短い時間でアジャストしなきゃいけないのは難しいですよ、正直」と話しつつ「向こう(大リーグ)でずっとやってもらいたい」と活躍を願った。
この日もブルペン入りした右腕。有効に使える球種を増やすことを試行中だといい「良い練習ができている」とうなずいた。頼れるサポートも受けながら、着々と憧れの舞台へ歩みを進めている。