アスレチックス、エース左腕アービンを放出 藤浪の先発ローテ入りさらに近づく

 藤浪晋太郎投手(28)が所属するアスレチックスが26日(日本時間27日)、オリオールズとのトレードがエース格のコール・アービン投手(28)とマイナー投手1人を放出し、出身のマイナー有望遊撃手のダレル・ヘルナイズ(21)を獲得したと発表した。

 アービンは19年にフィリーズでメジャーデビュー。20年オフにアスレチックスへ移籍し、翌シーズンに自身初の10勝、昨季はチーム最多の9勝を挙げた。メジャー通算成績は81登板、21勝30敗1セーブ、防御率4・40。チームのエースとして今季のローテーション入りが確実視されていた。

 アスレチックスは90年代半ばから緊縮財政に転換し、年俸が高騰する主力選手と引き換えに有望株を獲得してチームを編成。先発投手も例外ではなく、21年以降、エース級のマネイエとバシット、モンタスを放出している。

 アービンの移籍により、先発投手として期待されている藤浪のローテーション入りの可能性がさらに高くなった。昨季7勝のブラックバーンがエース格となり、2番手以降の枠を昨季まで韓国リーグで4年53勝を挙げ、今オフに1年300万ドル(約3億9000円)で契約したルシンスキーや昨季5勝のカプリーリアン、若手有望株のマルティネス、リリーフから先発に転向する左腕のパックらと争うことが予想される。

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