ソフトバンクからメッツ移籍の千賀 合意前「疑わしい検査結果」あったと米報道 5年97億円合意
メッツと5年7500万ドル(約97億円)の契約を結んだ千賀滉大投手(30)について最終合意前に受けた身体検査の結果に問題があったと、2日(日本時間3日)、地元紙のニューヨーク・ポスト電子版が伝えた。
同紙は千賀について「100マイル(約161キロ)を投げ、“ゴースト”と呼ばれる素晴らしいフォークボールがあり、日本での防御率は2・59で5つの優勝リングを獲得した」と紹介。その一方で、日本人屈指の右腕の契約内容が、フィリーズと4年7200万ドル(約93億円)で合意し、先発ローテーションの中盤を担う予定のウォーカーをわずかに上回ったことに「その理由は、関係者によると、疑わしい検査結果にあるのかもしれない」と説明し、検査結果次第ではさらに大きな契約を手にしていた可能性を示唆した。
また「身体検査にこだわる球団が最終合意の前に“裏での共同作業”によってOKを出した」と経緯を伝え、「一般的に日本の先発投手は若いうちからイニングを多く投げるため、肩肘の消耗が早いと言われている。メッツ関係者は2023年の彼が健康であることに自信を見せている」と続けた。
千賀は15日にフロリダ・ポートセントルーシーでバッテリー組のキャンプ初日を迎える。メジャー1年目に備えるため、3月に開催されるWBCの出場辞退を表明している。