エンゼルス球団オーナーが注目発言「大谷を残したい」トラウト超え史上最高658億円契約検討 米報道
大谷翔平投手が所属するエンゼルスのアート・モレノ球団オーナーが、今季終了後にフリーエージェント(FA)になる可能性のある同投手の残留を望んでいる、と8日(日本時間9日)、ニューヨーク・ポスト電子版が伝えた。昨年8月に球団売却の検討を発表したが、1月に取りやめた同オーナーが大谷の去就について言及したのは初めて。
1月に球団売却の取りやめを発表したばかりの球団オーナーが注目発言だ。-・ポスト紙は「エンゼルスのオーナー、アート・モレノが『不可能』と言われている大谷翔平の残留を希望している」との見出しで長文記事を掲載。同紙の単独インタビューに応じたモレノ氏が「大谷を残したいと思っている。彼は偉大な人物だ。世界でもっとも人気のある野球選手の一人であり、国際的スターであることは明白だ」などと発言したと記した。
昨季まで8年連続でポストシーズンを逃しているエンゼルス。多くの米メディアが今季の戦い次第で同投手がシーズン後にFAになると予想し、ドジャース、パドレス、メッツのほか、ヤンキースやマリナーズなどが争奪戦に加わるだろうと報じているが、同オーナーは「他の球団と同じように我々にはチャンスはあると言いたい」と自信をのぞかせたという。
契約の規模について同紙は「モレノは残留交渉の状況については踏み込みたくはないと言ったが、4年前にトラウトがサインした(12年)4億2600万ドル(約560億円)を上回る記録的な見積もりを見ているとも話した。大方の予想では5億ドル(約658億円)あたりだが、なかにはそれ以上とも言われている」と記述。同オーナーが「経済的には我々は上位10球団に入っているので不可能なことではない」と、大谷との超大型契約合意を期待するコメントを紹介した。