カーショー、WBC出場辞退 197勝レジェンド 米国連覇に暗雲 米報道「保険金確保に苦労」
3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表の最終登録選手30人に入っていたドジャースのクレイトン・カーショー投手(34)が出場を辞退した、と17日(日本時間18日)、米スポーツサイト、アスレチックなど、複数の米メディアが伝えた。
カーショーは08年のメジャーデビューからドジャース一筋でプレーし、15シーズンで通算197勝87敗、防御率2・48をマーク。11年に最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の3冠を達成してサイ・ヤング賞を獲得し、14年には投手2冠のほか、MVPとサイ・ヤング賞のW獲りの快挙を成し遂げている。昨季はけがに見舞われながら22試合に登板し、12勝3敗、防御率2・28の好成績を残し、昨オフにドジャースと1年2000万ドル(約26億8000万円)で再契約を結んだ。
同サイトは「カーショーは健康で、何も問題なく今週からキャンプに参加し、(前日の)木曜日にはブルペンでも投げた。しかし、関係者によると、サイ・ヤング賞3回受賞の投手は過去に故障歴があるために大会出場の保険金の確保に苦労していた」と説明。カーショーは「非常に残念だ」と話したという。
米国代表は17年の前回大会で初優勝し、第1、2回大会の日本代表以来となる連覇を目指している。しかし、今月13日には昨季12勝を挙げたヤンキースの左腕、コルテスが右脚のけがを理由に不参加を発表しており、先発陣に辞退者が続いている。