カージナルス・ヌートバー気合十分 WBCへ急ピッチ仕上げ 侍同僚へ「金メダルを取りたい」

 鉢巻きをして、日の丸と桜が描かれたバットでスイングを披露するカージナルスのヌートバー(共同)
 実戦形式の練習に臨んだヌートバー(共同)
 ファンにサインをするヌートバー(共同)
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 「カージナルス春季キャンプ」(17日、ジュピター)

 WBC日本代表に選出されたカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(25)は17日、フロリダ州ジュピターで実戦形式の練習に臨み、鋭い当たりを放った。チームメートで巨人にも在籍したマイコラスのカーブをライナーで右前に運び「WBCへ調整を早めていきたい」と、急ピッチで仕上げている。

 1日にジュピターに入り、WBCへ並々ならぬ意欲を示す。「2月28日までキャンプ地で調整する。ここまで素晴らしい練習ができている」と充実感を漂わせる。代表合流は3月初旬となるが、チームへ溶け込む努力を怠らない。17日に強化合宿が始まった日本の選手へ、グループチャットで「金メダルを取りたい」と、決意のメッセージを送った。

 クラブハウスで日の丸の鉢巻きをするなど代表気分を前面に出すヌートバーに対し、米国代表のアレナドやゴールドシュミットから「まだカージナルスの選手だろ」と突っ込まれ、笑いが起きた。25歳の若武者は「既に自分は日本代表だ。WBCが終わればカージナルスの選手に戻るよ」と、柔らかな表情の中に強い決意を示した。

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