藤浪 23日ライブBP初登板 メジャー流体感して28日大谷と対決へ

 「アスレチックス春季キャンプ」(22日、メサ)

 いきなり注目の対決となりそうだ。エンゼルス・大谷翔平投手(28)のオープン戦初登板が当初予定から1日前倒しされ、28日(日本時間3月1日)のアスレチックス戦へ変更されることが22日(同23日)に決まった。アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)も同日に初登板を予定しており、同学年2人の投げ合いが早くも実現する可能性が高まった。

 藤浪は22日(日本時間23日)、キャッチボールや野手との連係プレーなど、約1時間半のメニューをこなした。

 この日は全体練習が始まる30分前にブルペンへ。スパイクに履き替えると、プレートから約30センチ間隔で3本の平行線を足で引いた。メジャー1年目の最重要課題としている左足着地時のバランス。エマーソン投手コーチらが見守るなか、シャドーピッチングで投球板から左足の踏み込み幅を3段階で広げていく独自メニューで、投球感覚を確認した。

 23日(同24日)にライブBP(実戦形式の打撃練習)に初登板する。「打たれる、打たれないはあるでしょうけど、ある程度、自分の思う通りの投球ができれば。まずはそれでいいんじゃないかなと思います」と内容を重視する考え。「日本とは球種の使い方とか、投げるコースも違うでしょうし、そのあたりを勉強しながらいろいろ練習できたら」と、まずは“メジャー流”を体感する。

 ◆藤浪VS大谷の過去対戦

 ▽高校時代(12年3月21日・センバツ1回戦、大阪桐蔭9-2花巻東) 藤浪は完投。4番・投手の大谷は1打席目で先制の右越え本塁打など3打数1安打1打点。大谷は11奪三振も11四死球で九回途中降板。

 ▽NPB交流戦(13年5月26日・甲子園) 阪神・藤浪は先発し7回6安打1失点で勝利投手。日本ハム・大谷は「5番・右翼」で3打数2安打(2二塁打)0打点。

 ▽オープン戦(14年3月8日・甲子園) 先発対決で藤浪は5回9安打6奪三振5失点で敗戦投手、大谷は5回2安打4奪三振1失点で勝利投手。

 ▽オールスター(14年7月19日・甲子園) 先発対決で藤浪は2回4安打1奪三振4失点で敗戦投手、大谷は1回3安打1奪三振1失点で勝利投手。

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