ツインズ・マエケン0封 1年半ぶり実戦「楽しかった」
「オープン戦、ツインズ8-4レイズ」(25日、フォートマイヤーズ)
また一歩前進した。ツインズの前田は1年半ぶりの実戦登板でレイズ打線相手に無失点。右肘靱帯(じんたい)再建手術からの復活を目指す34歳は「今日はマウンドに上がることはうれしかったし、楽しかった」と充実した笑顔で振り返った。
先頭打者に初球ストレートを左前に運ばれたが、焦らず「抑えることにスイッチした」。チェンジアップを効果的に使い、後続を二つの内野ゴロと三振に打ち取り、ベテランらしい落ち着きで切り抜けた。
この日の最速は91マイル(約146キロ)。「ストレートに関しては、もう少しスピードを出していきたい」と課題を口にする。ベテラン右腕の姿にバルデリ監督は「とてもいい投球。成功の一日であり、われわれが長い間待ち望んでいた日だ」と笑顔をのぞかせた。