大谷翔平「打てそうな球が来たので打った」OP戦初打席初球打ちで120M超大三塁打 WBCへ臨戦態勢整う

 交代後に取材に応じる大谷(撮影・小林信行)
 試合前に殺到したファンにサインをする大谷(撮影・小林信行)
 ホワイトソックスとのオープン戦の1回、右中間に三塁打を放つ大谷
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 「オープン戦、エンゼルス-ホワイトソックス」(26日、テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」でオープン戦に初めて出場し、3打数1安打1得点だった。五回の打席で代打を送られ、交代した。

 高々と舞い上がった白球が風に乗ってぐんぐん伸びた。エンゼルスのメーン球場最深部、「420」(フィート=約128メートル)と表示された中堅フェンスの右側を直撃する大きな当たり。打球の行方を見届けながらゆっくりと走った大谷が滑り込むことなく三塁に到達した。

 初顔合わせの左腕バンクスが投じた初球だった。高めに浮いた129キロスライダーを逃さなかった。「ストライクだなと思ったので行きました」。ジャンピングキャッチを試みた中堅手の頭上を越えた、あわやの一撃でスタンドを沸かせた。4番レンドンの右前打で先制のホームを踏んだ。

 二回二死二塁の第2打席は遊ゴロ。マイナー右腕の初球、ボール気味の高め直球を打ち損じた。三回二死満塁の好機はカウント1-1から高めの直球を打って二ゴロ。この打席でも初球、内角低めのスライダーを打って出た(結果は空振り)。交代後に取材に応じ、「たまたま早いカウントで打てそうな球が来たので打ったという感じです」と積極打法の理由を説明した大谷。初めて出場するWBCの日本代表に合流するため、3月1日(同2日)にも米国を発つ。すでに臨戦態勢は整っている。

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