ＷＢＣを終えたパドレスのダルビッシュ有投手（３６）が２３日（日本時間２４日）、アリゾナ州ピオリアでキャンプを行うパドレスに合流した。２月から日本代表合宿に参加していたため、今キャンプでは初の合流となったが、同僚や関係者から祝福を受けるなど「やっと普通の日常に戻った。リラックスできる」と語った。

　そういった中で、話題はＷＢＣを振り返ったものに。米国との決勝では救援で八回に起用された。開幕戦を考慮し、決勝での登板は想定していなかったというが、直前に球団から「チームのことは考えなくていい」との連絡があり、決勝当日に志願。パドレスの配慮に感謝し「若い選手たちと関係を築き、仲良くなれた。良かった部分はたくさんある」と話した。

　また、２連覇した２００９年の第２回大会をともに戦ったイチロー氏が、代表最年長としてチームを束ねたダルビッシュの貢献を絶賛するコメントを寄せていた。そのことについて「イチローさんに褒められることはないと思うので本当に光栄だし、いろんな意味で自信になった。やり方は違っていたと思うが、置かれている立場は似ていた。イチローさんも大変だったんだろうな、と考えることはあった」と充実した日々を振り返った。