「今日も帰って寝ます」大谷翔平がWBCから抱える“疲労”の原因「稼働よりも移動」

 降板後の取材でWBCの質問を受ける大谷(撮影・小林信行)
 登板前に笑顔を見せる大谷(撮影・小林信行)
 ダイヤモンドバックスのマイナー相手に特別ルールで登板した大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手が24日(日本時間25日)、アリゾナ・テンピの球団施設で行われたマイナー試合に登板した後、日本代表の一員として3大会ぶり3度目の世界一に輝いたWBCについて語った。

 守護神として日本代表を世界一に導いたWBC決勝戦から3日。ユニホームを侍ジャパンのピンストライプからエンゼルスの赤に替えてマウンドに上がった大谷は「(エンゼルスの)みんなにおめでとうと言ってもらってすごいうれしかったですし、久々にみんなの顔を見てこのチームでも優勝したいなという気持ちになりましたね」とにこやかに話した。

 登板前やイニングの合間に笑顔を見せるなど、激闘の疲れを感じさせなかった大谷。しかし、実際には唯一無二の二刀流選手として先発だけでなく、抑えとしてもマウンドに立つなど、大車輪の働き。それでも本人は「すごく稼働したかと言われたら、そこそこしましたけど、そうでもないと思う」とさらり。

 「それ(稼働)よりかは移動ですね。向こう(日本)から(マイアミへ)の移動であったりとか、マイアミからこっち(アリゾナ)に移動して、また時差がちょっとあったりして、疲労というよりは、睡眠の時間帯がずれているような、体のだるさみたいな感じなので、あと1週間くらいで十分治ると思うので、ここの2日くらいが一番大事かなと思います」

 東京-マイアミ間の13時間、マイアミ-アリゾナ間の3時間の時差調整の難しさを口にし、決勝戦翌日と前日の2日間の過ごし方を問われると、「寝ました」と即答した。

 エンゼルスはあす25日(同26日)がキャンプ地最後のオープン戦となるが、大谷は出場せずに一足先に本拠のアナハイムへ移動。開幕直前に行われれる26~28日のドジャースとのオープン戦3連戦は指名打者で出場する考えを明かし、「やっぱりリカバリーが一番なので、きょうも帰って寝ますけど、このあと1週間くらいですかね、(ドジャース3連戦は)DHで出ると思いますけど、それ以外の時間は極力、リカバリーにあてたいなと思います」と話した。

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