【ニューヨーク共同】３０日（日本時間３１日）に開幕する今季の米大リーグで日本勢は３人の「新人」がデビューする。左の強打者、吉田（レッドソックス）に藤浪（アスレチックス）と千賀（メッツ）の両右腕。最高峰の舞台で力勝負に挑む。

　ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で大会新記録の１３打点を挙げ、日本の優勝に貢献した吉田は名門球団でも勝負強さが求められる。本拠地でのオリオールズ戦で幕を開け、４月には１９連戦が控える。「離脱せずに、しっかり最後まで戦い抜けたら」と長丁場を見据えた。

　藤浪は初登板で大きな注目を集める。開幕２戦目、４月１日（日本時間２日）のエンゼルス戦の先発を任され、高校時代のライバル、大谷との対決が実現する。「楽しみにしている方もいるので、抑えられるように頑張りたい」と意気込んだ。

　千賀は４月２日（同３日）のマーリンズ戦に先発予定。通算２４４勝のバーランダーらと先発陣の一角を担い、３７年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指す右腕は「後れを取らないようにやっていきたい」と誓った。