快投の大谷翔平「WBCのほうが緊張していた」「プラスでした」逆転許した救援陣をかばう「追加点が欲しかった」

 アスレチックスに逆転で敗れ、引き揚げる大谷
 アスレチックス戦で降板後、ベンチから声を出す大谷(中央)
 アスレチックス戦に「3番・投手兼指名打者」で先発し、投球する大谷
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 「アスレチックス2-1エンゼルス」(30日、オークランド)

 エンゼルスは終盤の逆転負けで開幕戦黒星スタートとなった。

 大谷翔平投手は「3番・指名打者」で出場。6回2安打無失点、10奪三振の快投を演じた。シーズン最初の登板で10奪三振は初。打者としては3打数1安打1四球だった。

 大谷は自身の投球について「立ち上がりフォアボール出したが、立て直していいリズムで投げられたと思います」と納得の様子。チームの敗戦には「いい攻撃はできていて、あと一本が出なかった。追加点が欲しかったかなと思います」と語った。

 93球で、今季初勝利の権利を得て降板となったが、八回にループが打たれ、同点に。ここで大谷の勝ち投手の権利が消滅した。その後、テペラも打たれ逆転を許した。救援陣をフォローし、「点は最後取られましたが、最少失点でいっていた。そうなる前の追加点、そうなった後のタイにもっていく集中力がチーム全体で出てくれば」と振り返った。

 独特な雰囲気も漂う開幕戦。ただ、今季はシーズン前にWBCも経験。決勝で九回に登板し、1点差を逃げ切った。「開幕は特別のことではあるが、WBCの最後のクローザーでいったほうが緊張はしていたので。ああいうシチュエーションをスプリングトレーニング期間でできたのはプラスでした」と語った。

 笑顔を見せたのは、右翼手レンフローの攻守に関する質問。大谷も頭を抱えて驚いていたが、「絶対やったな、ヒットだなと思いました。びっくりしました」と笑った。

 大谷は打者としては3打数1安打1四球(申告敬遠)。四回、無死一塁の第2打席で今季初安打となる右前打を放った。二塁の右を強烈なゴロで破り、右翼手が処理した。打球速度180キロの高速打球だった。それ以外の打席は2つの空振り三振だった。

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