「アスレチックス２－１エンゼルス」（３０日、オークランド）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「３番・投手」で出場。投手として６回２安打無失点、与四球３、奪三振１０と好投したが、勝敗はつかず。打者として四回に右前打を放ち、今季初安打をマークするなど、３打数１安打１四球だった。チームは１点リードの八回に救援陣が逆転を許して開幕戦を落とした。

　大谷の好投を無にする敗戦。１点リードの八回にマウンドに送り込んだループとテペラの継投が裏目に出てしまったネビン監督は「そこは心配していない。まだ始まったばかりだ」。大谷がつないで得点機をつくった四回無死一、二塁、八回２死一、二塁の場面で追加点を奪えなかったことを踏まえ、「バットが振れるようになってくれば、もっと得点ができるようになる」と、打線の奮起に期待した。

　２年連続開幕投手の大役を果たした大谷のピッチングを「とても良かった」。両軍無得点の四回１死二、三塁の窮地を連続三振で切り抜けた場面を振り返りながら「本当に素晴らしかった」とたたえた。