大谷翔平、136メートル豪快1号で連勝に貢献 トラウトとの2者連続弾に敵地どよめく
「アスレチックス0-6エンゼルス」(2日、オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」で出場し、五回に1号ソロを放つなど、4打数1安打1打点。トラウトとの2者連続アベック弾でチームの快勝劇を演出した。
文句なし。打球速度178キロ、飛距離136メートルの打球がバックスクリーンの右に当たって落ちた。5点リードの五回。トラウトの132メートル1号2ランが飛び出した直後に大谷が快音を響かせた。
ここまで2打席無安打に抑えられていた左腕ウォルディチャックの初球、内角低めのスライダーを完璧にとらえる。確信の一発。一塁を回った大谷が右手人差し指でナンバーワンポーズを披露した。
開幕3戦目。12打席目のシーズン1号は18年の6打席目、21年の9打席目に次いで自己3番目に早い。
トラウトとのアベック弾は昨年9月7日のタイガース戦以来。WBC決勝では互いの国の威信を懸けて戦った2人による“トラウタニ弾”に敵地が騒然となった。
この日の大谷は本塁打を放った打席以外はいずれも得点機に凡退した。初回の打席は一死二塁の場面で中直、三回2死一、三塁の好機は空振り三振、六回2死満塁の好機に空振り三振。6点リードの九回に代打を送られて交代した。