エンゼルス・大谷 2戦連発 確信歩き131メートル弾!3連勝呼んだ 試合前にはイチロー氏とも再会、両手で握手

 マリナーズ戦の5回、2号2ランを放ち、笑顔の大谷(共同)
 本塁打を確信して歩き出す大谷(共同)
 試合前にはイチローさん(右)と談笑する大谷(共同)
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 「マリナーズ3-7エンゼルス」(3日、シアトル)

 米大リーグは3日(日本時間4日)、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)はマリナーズ戦に「3番・指名打者」でフル出場し、同点の五回に中越えへ2試合連続本塁打となる2号2ランを放ち、チームの3連勝に貢献した。

 “確信歩き”で白球の行方を見届けた。同点の五回無死一塁。大谷がカウント1-1から外角チェンジアップを力で中堅席へ運んだ。通算16度目の2戦連発。飛距離131メートルの豪快弾で勝ち越し点を挙げた。

 初回は二ゴロ、三回は遊ゴロ併殺打。いずれもチェンジアップにてこずった打席だった。ネビン監督は「序盤にいいチェンジアップを投げられていたが、いつも言ってるように彼は賢い打者だ。バットのいいポイントで捉えていた」と解説。「大きな、大きなホームラン。いいスイングだった」と称えた。

 試合前のフィールドではうれしい再会があった。2日後の登板に備えて練習している最中、マリナーズのイチロー会長付特別補佐兼インストラクターが姿を見せた。すぐに駆け寄り、帽子を取って両手で握手。時代は異なるが、共に日本のWBC世界一に貢献した者だからこそ分かり合えることがある。笑顔。2人の間に流れる心地よい空気を楽しんだ。

 この日の大谷は本塁打を除く4打席でいずれも凡退。試合は七回まで1点を争う展開のなか、チームは逃げ切って3連勝を飾った。勝負を決めた大谷の一振り。これからも二刀流は敵軍の脅威であり続ける。

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