大谷翔平 意地の四球で5戦連続出塁 大敗モードで代打送られ連続安打止まる 指揮官「休ませたかった」
「マリナーズ11-2エンゼルス」(4日、シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」で出場し、2打数無安打1四球。六回終了時に0-11の一方的な展開のなか、八回の打席で代打を送られて交代した。チームの連勝は3でストップし、開幕から続いていた大谷の連続安打試合も4で止まった。あす5日の同カードで今季2度目の先発のマウンドに上がる。
快音を響かせることはできなかったが、意地は見せた。0-8の六回2死走者なし。大谷がフルカウントから外角高めの速球にバットを止めた。三塁塁審に判断がゆだねられたきわどいプレー。塁審の両手が広がり、開幕から続いている出塁記録を5に伸ばした。
この日の相手先発は19年に15勝を挙げている右腕のカスティーヨ。大谷は昨年8月15日の初対戦で3打数無安打に封じられている。
試合は初の2打席でいずれも内野ゴロ。好機をつくることができず、逆に味方先発スアレスが5回途中7失点で炎上した。投打がかみ合わず、連勝が止まった。
大谷は点差が11に広がった八回の打席で代打を送れて交代した。ネビン監督は「彼はあす投げるので体を休めてほしかった。彼にはあしたに備えるように言った」と説明。試合終了から約20分後に報道陣に開放されたクラブハウスに背番号17の姿はなかった。
大谷は3月30日のアスレチックスとの開幕戦で先発し、6回2安打無失点、10奪三振の快投。しかし、逆転負けを喫して初勝利を逃した。5日の調整をへて対戦するマリナーズにはめっぽう強く、通算6登板で4勝0敗、防御率1・66。38イニングを投げて48三振を奪っている。また、敵地Tモバイル・パークとの相性も良く、2戦2勝、防御率1・50と好結果を残している。