大谷翔平、技あり適時打で自身の初勝利を援護 凡打の飛球にも前向き「紙一重。内容的に良かった」

 7回、左前適時打を放つ大谷
 7回、左前適時打を放つ大谷
 7回、左前適時打を放つ大谷
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 「マリナーズ3-4エンゼルス」(5日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・投手」で出場し、投手では制球に苦しみながらも粘りの投球で6回を3安打1失点に抑えて今季初勝利。111球を投げて与四死球6、奪三振8だった。打者では2点リードの七回に適時打を放ち、2打数1安打2四球、1打点でチームの勝利に貢献した。

 食らいついた。2点リードの七回2死一、二塁。最速166キロの剛腕ムニョスにカウント1-2と追い込まれた大谷が、外角低めのスライダーを逆方向へはじき返した。

 三塁手が右へ寄る“大谷シフト”を敷き、大きく空いた三塁線を抜く技ありの一打。二塁走者のウォードをホームへ迎え入れ、結果的に勝利打点となる1点を奪った。

 試合後の大谷は「欲を言えば、もっとしっかりした当たりが打ちたかったですけど」と前置きしながら「ある程度いいところに飛んで、それなりに追い込まれた中で、ああいう厳しいボールにバットが当たるっていうのは、それなりに良いスイングパス(スイング軌道)を通ってるんじゃないかなと思うので、状態的には悪くはないかなと思います」と自己分析。三回に左飛に倒れた打席を振り返り、「あれも良かった。紙一重の感じだったんで内容的には良かったかなと思いますね」と話した。

 開幕から1週間。打者では2カード、6試合に出場し、打率・286,2本塁打、6打点、OPS・971。投手では2登板で1勝0敗、防御率0・75。12イニングを投げて18奪三振、WHIP1・00。

 プレーオフを入れれば約7カ月の長丁場。大谷は「結果もそうですし、今日もしっかりした状態でゲームに入れて、ある程度いい状態でゲームが終わって、また次の試合に望めそうなので、本当にそれを繰り返していく。どこまでこうしっかりとしたコンディショニングで、後半も望めるかっていうのが大事かなと思います」と話した。

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