大谷翔平が投打でピッチクロック違反 「こんなルール作るな」槙原寛己氏が課題指摘
元巨人投手のプロ野球解説者・槙原寛己氏が6日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に出演し、メジャーリーグで今季から導入されている「ピッチクロック(投球制限時間)」について「『こんなルールを作るんじゃない』って怒りたいですね」とコメントした。
現地時間5日に行われたメジャーリーグ「マリナーズ-エンゼルス」戦で、エンゼルスの大谷翔平選手が「3番・投手」で出場。投打で「ピッチクロック」違反を宣告された。投打で違反したのはリーグで初となった。
槙原氏は「ほかの投手も取られてますから、実感はしたと思いますけど、点取られた直後にあれ(ピッチクロック違反)を取られるとガタガタッといってもおかしくなかった」とショックが後を引く可能性があったことを示唆。「イラッとしちゃうとよくないんですが、大谷選手、そういうとこがしっかりしてた。その後、三振、三振と取りましたから」と冷静さをたたえた。
サッカー元日本代表の北沢豪氏は「間違いなくぼくはイラッとするね」と断言。「力入って、調子よくなかったのがさらに調子悪くなるケースですよね」とスポーツ選手あるあるだと説明した。
槙原氏も「ぼくだったら確実に怒ってますよね」と北沢氏に同意。さらに「『こんなルールを作るんじゃない』って怒りたいですね」とあきれた。実際に試合時間短縮の効果はでているが「夏場だとか、汗を拭いたりする時とか、もう大変ですよピッチャーは」と自身の体験もふまえて、さらにマウンドでの“作業”が増えると説明。今後に課題が残されていることを指摘した。