レッドソックス・吉田 13打席ぶり安打 自身3度目のマルチ「どんどん得点に絡めたら」
「タイガース3-6レッドソックス」(6日、デトロイト)
レッドソックス・吉田正尚外野手(29)はタイガース戦に「4番・左翼」でフル出場し、九回に二塁打を放つなど3打数2安打だった。ヒットは3試合ぶりで、マルチ安打は今季3度目。チームは6-3で逆転勝ちし、連敗を3で止めた。大谷翔平投手(28)が所属するエンゼルスは試合がなかった。
3日にメジャー初本塁打を放った後、12打席無安打と苦しんでいた吉田が笑顔を取り戻した。自身3度目の複数安打で復調の兆しを見せ、チームも逆転勝ち。「試合になれば結果が求められてくる。うれしい」と喜んだ。
初アーチ以降、凡退が続いた。力のないゴロが多く、二回の第1打席も右腕の速球に力負けしたが、投手の三塁側への詰まった当たりで全力疾走し、内野安打に。「どんな形でもHランプがつけばいい」と息をついた。
九回は納得の一打になった。ゾーンを高めに広げて構え、甘く入った変化球を逃さなかった。鋭い打球を右翼線に運んで二塁打とし「強いライナーが持ち味なので、ああいう打球が数多く出てくればいい」と自賛した。
5日のパイレーツ戦後にボストンから移動し、2日連続のデーゲームだった。試合がない7日は静養に努め、8日からは19連戦が控える。「どんどん出塁して、得点に絡めたらいい」と気持ちを新たにした。