エンゼルス・ネビン監督が苦言「走者がかえることを意識すべきだった」ドルーリーの痛恨珍プレーに
「エンゼルス4-6ナショナルズ」(10日、アナハイム)
エンゼルスは終盤のミスからによる失点が響き連敗。勝率5割に逆戻りとなった。
ネビン監督が焦点に挙げたのはディフェンス面。1点ビハインドの七回、1死一、二塁からエンゼルスの内野陣は二ゴロ併殺打を狙ってボールは4-6-3と転送された。
しかし一塁の判定は間一髪でセーフ。この時点でプレーは継続だったが、一塁手のドルーリーが走者から目を切った。これを見逃さなかった二塁走者・スミスが一気にホームへ生還し、リードを2点に広げられた。
残り3イニングの攻撃を考えれば致命的な1点。それをミスで奪われる展開にネビン監督は「相手はスピードがあり、運動能力の高い選手であることは分かっていたし、その通りだった。だから我々はうまくいかなかった。余計な失点はしたくない状況でダブルプレーを狙ってはいけないということだ」と語った。
「併殺を取ろうとするのは選手の本能のようなものだ」と理解を示しつつも「ドルーリーも同じことを言うと思うし、ダグアウトでもそういう話をしていた。ただ、2回目のダブルプレーは一塁がきわどいタイミングだった。二塁から走者がかえることを意識すべきだった」と苦言を呈した指揮官。ミスでの敗北に表情はさえなかった。