大谷投げた帽子、米殿堂博物館に 副館長感謝「歴史継承に理解」

 大谷翔平らの記念品が並ぶエンゼルスのブースを紹介する米国野球殿堂博物館のシェスタコフスキ副館長=18日、ニューヨーク州クーパーズタウン(共同)
 WBC決勝で大谷翔平が使用し、近日中に米国野球殿堂博物館に展示される帽子=18日、ニューヨーク州クーパーズタウン(共同)
 WBC決勝の米国戦で優勝を決め、帽子を投げて喜ぶ大谷翔平=3月21日、マイアミ(共同)
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 【ニューヨーク共同】米国野球殿堂博物館に、投打「二刀流」で歴史的な活躍を続ける大谷翔平の新たな品が収蔵された。3月のWBC決勝の米国戦で優勝を決めた瞬間に、マウンドから投げ飛ばした帽子だ。

 決勝直後、副館長らが大谷にWBCで使用したものの寄贈をお願いすると、大谷から侍ジャパンの「J」が入った帽子が渡された。副館長は「野球の歴史を後世に受け継いでいく私たちの使命を大谷選手は理解してくれた」と感謝した。

 博物館は1860年代から現代まで記録の節目や歴史的な試合で選手が使用した用具などが集められている。イチローさんのユニホームやバット、王貞治さんの一塁ミットなど日本ゆかりの品も数多く展示されている。

 いま力を入れているのが、大谷の二刀流関連のグッズだ。メジャーデビューした2018年に使用されたヘルメットや肘当てのほか投手で初勝利を挙げた時の帽子、19年にメジャーの日本選手で初めてサイクル安打を達成した際のボールや、21年のオールスター戦で使用したスパイクも陳列されている。

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