大谷翔平、5号含む2安打2打点 4年ぶり3者連続弾で逆転勝利 オホッピー今季絶望手術の暗雲払しょく
「エンゼルス4-3ロイヤルズ」(23日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」で出場し、5試合ぶり5号を含む3打数2安打2打点。六回には球団4年ぶりとなる3者連続本塁打の“トリ”を務めるなど、チームの逆転勝利に貢献した。
19年6月8日のマリナーズ戦以来、球団4年ぶりの3者連続本塁打。1点を追う六回。先頭のウォードが左翼へ同点の3号ソロを放つと、続くトラウトが右中間へ2試合連発となる勝ち越し5号ソロ。締めは大谷。14年目のベテラン右腕、ライルズにカウント2-2と追い込まれながら浮いたカーブを逃さなかった。
飛距離126メートル、打球速度173キロ、角度25度。鮮やかな弧を描いた打球が右中間席に突き刺さった。18日のヤンキース戦以来、5戦ぶりの一発で地元ファンを喜ばせた。
力の後はスピードだ。八回無死二塁の好機。左腕テイラーにカウント1-2と追い込まれながら一塁内野安打を記録した。一塁線際のゴロを捕球した敵軍一塁手との競争。快足を飛ばしてわずかに早くベースを駆け抜け、両手を広げて「セーフ」を確信した。6試合ぶり6度目のマルチ安打を記録した。
球団は試合前に新人捕手のオホッピーが左肩関節唇の手術を受けると発表。20日のヤンキース戦の九回にスイングした際に左肩を痛めて途中交代し、21日から負傷者リスト入りしていた。チームにとっては大きな損失。重い空気を払しょくする3者連続弾となった。