パドレス・ダルビッシュ 初星&今季最速156キロ 体の連動手応え「これから楽しみ」

 「ダイヤモンドバックス6-8パドレス」(23日、フェニックス)

 パドレスのダルビッシュ有投手(36)はダイヤモンドバックス戦に先発し、5回2/3を投げて2安打1失点と好投。今季初勝利を挙げた。

 ダルビッシュはようやく挙げた初白星にも「自分がどうであれ、チームが最終的に勝ってくれれば」と淡々。それより「真っすぐは球速も力もあった。速いカットボールも良かった」と投球内容の充実を喜んだ。

 直球は今季最速の97マイル(約156キロ)をマーク。「体の感じで今日はそれくらい出る可能性があると思っていた」と振り返った。あくまでこだわるのは「走る球」を投げられる体の感覚だ。

 具体的には「体の連動」だという。「(球に伝わる力が)100%に近いポイントでちゃんとリリースを迎えられる感覚」と説明。力の乗った直球に、多彩な変化球を織り交ぜて相手打線をほんろうした。

 これまでは打線の援護に恵まれない試合が続いていたが、調子自体は悪くなかった。最後に右太もも裏がつるアクシデントもあったが問題はなさそう。「いい変化球もあった。これから楽しみ」と期待を抱かせた。

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