レッドソックス・吉田 5打席連続安打「しっかりコンタクトができてきた」
「オリオールズ5-4レッドソックス」(24日、ボルティモア)
1イニング2本塁打から一夜明けても、レッドソックス・吉田の勢いは止まらなかった。メジャー初の1試合3安打を放ち、前日から5打席連続安打をマーク。直近5試合で4度目の複数安打となり、「しっかりコンタクトができてきた」と静かな口調に自信が漂った。
好調の証しが第1打席。低い弾道で逆方向の左中間にはじき返し、打球速度はメジャーで自己最高の112・3マイル(約181キロ)。「あそこに強い打球を打つことを練習から意識している。実戦でできて良かった」と前向きな言葉が並んだ。
オリオールズの右腕クレマーには、今月1日の対戦で2打数無安打に抑えられていた。「前回打てなかった。シュート回転する投手なので、引っ張りにいくとやられる」との意識を持って、3安打をいずれも中堅から左に運んだ。
一度対戦して球の軌道など特徴をつかみ、2度目で攻略するところに能力の高さがうかがえる。1週間前は1割台だった打率も・265まで上昇。コーラ監督は「いいスイングができている」と手放しで喜んだ。