好調の投手・大谷翔平と悩める藤浪晋太郎の違いは?岩本勉氏「大谷は迷いがない」一方で藤浪は「自分と戦っている」

 大谷翔平(左)と藤浪晋太郎
 3回、エンゼルス・大谷に左翼フェンス直撃の適時打を浴びるアスレチックス・藤浪=1日、オークランド(共同)
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 日本ハムでエースとして活躍した岩本勉氏が26日までに自身のYouTubeチャンネル「岩本勉チャンネル」を更新。エンゼルス・大谷翔平投手とアスレチックス・藤浪晋太郎投手の違いを徹底分析した。

 今季は5試合に先発し、3勝0敗、防御率0・64と圧倒的な成績を残している大谷。一方でメジャー1年目の藤浪は自身4連敗、防御率14・40と苦しんでいる。同い年でドラフト1位、そして甲子園でも対戦経験があることから、岩本氏も「比較される~」と表情をゆがめる。

 その現状と立場を理解した上で大谷は「すべての球種で打者を仕留めに行ってる。その1球を根拠立てて次のボールに生かしながらずっと仕留めることを考えてる。大谷のすごいところは『打者を仕留める』その一本。迷いがない。言うのは簡単だけど、なかなかできない」と評する。

 一方で藤浪は「彼も打者を見ているときは手が付けられない。ビンビンに抑えられている時があったはず。今、彼が困っているのはバッターを見た時に『俺大丈夫かな』って。自分と戦ってんねん。これを乗り越えないと相手打者と対戦できない」と分析した。プロ野球の世界でも「そこから抜け出せない。自分で自分と戦って、越えてない人は辞めていってねん」と明かす。

 だからこそ「バッターを仕留めにいきたいよね。それが純心でできてたのはメジャー初登板からの2、3イニング。それができていたんだから」と右腕にエールを送った岩本氏。そのための対策として「納得できる準備をすること。大谷は練習の虫で『これだけやったから戦える』というのがある。だから藤浪も自分が納得できる調整。たくさん練習を仕込めってわけじゃないけど、納得をつくる作業が大事」と「メンタルの作り方」を復活のポイントの一つに挙げた。他にも動画内では自身の経験を基に、藤浪の復活へ的確な指摘を行っていた。

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