MLB東京開催実現へ前向き 運営戦略統括マリナク氏「2、3年のうちに」
米大リーグ機構(MLB)の運営戦略統括のクリス・マリナク氏が29日、メキシコ市で共同通信の取材に応じ、東京でのメジャー公式戦開催について「2、3年のうちに実施したい」との意向を示した。3月のWBCの日本での熱狂に触れ「非常に魅力的な市場だ」と述べた。
日本ではイチローさんの引退試合となった2019年3月のマリナーズ-アスレチックスなど過去に5度公式戦を行っている。今季は北米以外ではメキシコ市とロンドンで実施。来季以降に向けても意欲的で「考慮すべき興味深い場所」としてソウルを挙げた。
29日にメキシコ市で行われたパドレス-ジャイアンツはチケットが完売し約2万人が詰めかけた。マリナク氏は「メキシコでこれほど野球人気が高まったことはない。WBCでのメキシコ代表の活躍が一因」と述べた。