ヌートバー「第1ラウンドは彼の勝ち」大谷との初対決は3打席連続三振 リベンジに意欲「次の対戦楽しみ」
「カージナルス4-6エンゼルス」(3日、セントルイス)
カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が「1番・右翼」で出場し、エンゼルスの大谷翔平投手に3打席連続空振り三振を喫した。チームは九回に逆転され、5連敗となった。
静まり帰るクラブハウスで日米報道陣に囲まれたヌートバーに笑顔はなかった。「厳しい試合でした」。大谷との3打席を振り返り、「本当にいいボールを投げていた。たぶん彼が世界最高の選手なのは理由がある。この試合でそれが見えた」と脱帽した。
自身はリードオフマンの仕事を果たせなかったが、チームは四回までに2本塁打を放って4点を奪い、八回までリードを保った。「彼に対していくつもいい打席があったと思う。それを前向きにとらえたい」。
今季最初で最後のエンゼルスとの3連戦。ヌートバーは「第1ラウンドは彼の勝ち」と、WBC決勝で大谷に屈した米国代表のトラウトと同じ言葉を口にして「今シーズンが終わった後はどのチームでプレーするか分からないですが、次の対戦を楽しみにしています」とリベンジの機会を心待ちにした。