レッドソックス・吉田 読み勝ち6号&3安打 14試合連続安打「OPS」は大谷超え
「レッドソックス11-5ブルージェイズ」(4日、ボストン)
レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が、本拠地ボストンでのブルージェイズ戦に「2番・左翼」で出場。初回に6号ソロを放つなど、5打数3安打3打点で連続試合安打を14に伸ばした。チームは11-5で快勝し、6連勝となった。
勢いが止まらない。2年連続で2桁勝利を挙げるブルージェイズの右腕ガウスマンから、初回に6号ソロを放ち、吉田は14試合連続安打をマーク。さらに4試合連続の複数安打で4月18日には・168まで下がった打率は・317まで浮上した。直近7試合に限れば・429のハイアベレージ。強打者の指標となる出塁率と長打率を足した「OPS」は・948で、同・921の大谷を上回る活躍だ。
初回の本塁打は読み勝ちだった。ガウスマンは投球の約4割をスプリットが占め、縦方向の変化球で三振を量産するタイプ。「落ちる球があると聞いていたので、若いカウントで真っすぐを打てればいい」と追い込まれる前が勝負とにらんだ。狙いは的中。初球の甘い直球を仕留め、右中間に放り込んだ。
二回2死三塁では初球からスプリットが続いたが、3球目を右前に適時打。四回は左前へと打ち分けて3打点目を挙げた。同地区のライバルに強烈な印象を植え付ける3安打猛打賞となった。
チームは今季最長の6連勝となり、ア・リーグ東地区3位に浮上した。好調の輪の中心に「毎日必死なので」と話す吉田がいる。