藤浪晋太郎、制球難で3四球3失点 米SNSは辛らつな言葉や皮肉「俺は一体、何を見せられてるんだよ」
「ロイヤルズ8-12アスレチックス」(5日、カンザスシティー)
アスレチックスの藤浪晋太郎投手が9-5の七回から3番手で登板。先頭から制球が定まらず、1/3回を投げて無安打3失点、3四球。防御率は13・50に悪化した。
4点リードの七回。快勝ムードが一変した。元DeNAのパットンから勝利のバトンを託された藤浪は、いきなり先頭に四球を与え、次打者への初球もボール。悪癖の兆候を察知したエマーソン投手コーチがベンチから飛び出したが、一度乱れたメカニックスは修正が利かず、2者連続四球。4番・ペレスにはこの日最速160キロ直球を投げ込むなど、フルカウントから154キロ直球で遊飛。しかし、5番プラットにストレートの四球で歩かせ、1死満塁になったところで降板を告げられた。
4番手・プルイットが犠飛と2点適時三塁打を許し、残した走者全員を生還させたため、藤浪に3失点が記録された。前回2日のマリナーズ戦は1回で2奪三振を含む無失点。メジャー7登板目にして初の無失点で復調を印象づけたが、この日は19球のうちストライクはわずか4球。コッツェー監督が指摘し続けている問題を再び露呈させてしまった。
藤浪の乱調に米SNS上には「シンタロウ・フジナミ(笑)。俺は一体、何を見せられてるんだよ」と辛辣な言葉。「コッツェー(監督)はフジナミを重圧のかかる状況で投げさせたいと言っていた。4点リードで走者なしから連続四球にしてちょうどよかった」といった皮肉る投稿もあった。
藤浪は昨オフに阪神からポスティングシステムを使ってアスレチックスと1年325万ドル(約4億4000万円)で合意。開幕ローテーション入りを果たしたが、4登板0勝4敗、防御率14・40と結果を残せず、4月24日にブルペンへ配置転換された。