エンゼルスの“兜担当”フィリップスがマウンドへ 外野手が大差の九回2死満塁から登板 スタンドは大歓声
「エンゼルス1-10レンジャーズ」(7日、アナハイム)
8点ビハインドとなり、敗色濃厚のエンゼルスは九回2死からブレット・フィリップス外野手がマウンドに上がった。押し出し四球などでリードを広げられるも、7球を投げ1/3回を1安打無失点、1四球だった。
その名前がコールされると大歓声がわき起こり、空振りを奪うと再び大歓声。先頭に右前適時打を浴びて1点を失い、続くセミエンには押し出し四球。それでもトンプソンをスローボールで中飛に仕留め、レンジャーズの攻撃を終わらせた。
フィリップスはチーム一の元気者で、ムードメーカーとして不可欠な存在。ベンチスタートの日は本塁打が出るとベンチ前に出て兜をかぶせる役も買って出ている。スタメン出場した際、「1号を打った時には膝をついてフィル(ネビン監督)に兜をかぶせてもらって『ありがとう』って言うつもりだよ」と言って、報道陣を爆笑させていた。
試合は九回の大量失点が響き、エンゼルスの連勝は5でストップ。レンジャーズに勝てばア・リーグ西地区で首位に浮上していたが、持ち越しとなった。