大谷翔平「3番・DH」で出場 昨季王者と今季初対戦 いたずら仲間スアレスが左肩痛離脱

試合前に取材に応じるネビン監督(撮影・小林信行)
投球練習後にハゼルマン三塁コーチ(中央)と話をする大谷(左、撮影・小林信行)
あすの登板に備えてキャッチボールをする大谷(撮影・小林信行)
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 「エンゼルス-アストロズ」(8日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で出場することが発表された。

 大谷は前日のレンジャーズ戦で3打数2安打1打点、2四球。初回の打席で3戦ぶり安打となる内野安打を記録し、5点ビハインドの四回に中前適時打を放ち、シーズン11度目のマルチ安打をマークした。

 しかし、チームは2試合連続の2桁失点で連敗。救援投手を休ませるため、2試合連続で九回に野手が登板する惨敗だった。

 昨季のワールドチャンピオン、アストロズとの今季初対決。先発陣にけが人が続出するなか、勝率5割をキープしている。この日の先発、24歳の新人ブラウンは昨年9月にメジャーデビュー。フォーシーム、スライダー、チェンジアップを織り交ぜる投球で今季は開幕からローテーションを守って6登板、3勝1敗、防御率2・60の好成績を残している。大谷は初めて対戦する。

 試合前の大谷はあす9日の登板に備え、ブルペン入り。直球、スイーパー、カットボールなどを交えて38球を投げた。

 エンゼルスは試合前に先発左腕のスアレスが左肩痛で15日間の負傷者リストに入ったと発表。前日に三回途中、74球で降板し、体調が心配されていた。試合前に取材に応じたネビン監督はMRI検査の結果を待っている状況だと明かし、「状態はあまりよくない。想定していたことだが、痛みがある」と険しい表情で話した。ここまで6登板1勝2敗、防御率9・62と苦しんでいる。いたずらを仕掛け合うなど、普段から盛んに交流している大谷にとっても痛い離脱となった。

 エンゼルス投手陣は4月後半からけが人が続出。抑え左腕のキハダと救援右腕のウォーレンが利き腕の肘の靭帯再建手術が決まっているほか、ベテラン左腕ループは左肘炎症で5日からILに入っている。

▽エンゼルスのラインアップ

1番・左翼 ウォード  打率・233、4本塁打、15打点、OPS・680

2番・中堅 トラウト  打率・299、8本塁打、20打点、OPS・947

3番・DH 大谷    打率・295、7本塁打、20打点、OPS・878

4番・三塁 レンドン  打率・291、1本塁打、18打点、OPS・778

5番・右翼 レンフロー 打率・254、8本塁打、23打点、OPS・800

6番・二塁 ドルーリー 打率・237、7本塁打、19打点、OPS・767

7番・捕手 タイス   打率・300、1本塁打、6打点、OPS・816

8番・一塁 ウルシェラ 打率・304、1本塁打、12打点、OPS・676

9番・遊撃 ネトー   打率・236、0本塁打、7打点、OPS・621

   投手 サンドバル 3勝1敗、防御率2・93

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