エンゼルス最高給51億円レンドン、986日ぶり打率3割突破 逆転勝利に貢献 不良債権の汚名返上だ!

 「ガーディアンズ4-5エンゼルス」(12日、クリーブランド)

 エンゼルスが鮮やかな逆転勝利で連敗を2で止め、貯金を3とした。「3番・指名打者」で出場した大谷翔平投手は2打数無安打で快音はなかったが、2四球と捕手打撃妨害で3度の出塁を記録した。

 チーム唯一の3安打。存在感を示したのはエンゼルスの4番レンドンだ。2点を追う四回、先頭で左中間二塁打を放って攻撃の口火を切り、後続の3長短打で自身も生還するなど、3得点をお膳立てした。五回は打撃妨害で出塁した大谷を一塁に置いて中前へはじき返すと、1点を追う九回1死二塁の場面では右前打で好機を拡大して6番ドルーリーの逆転犠飛につなげた。

 ナショナルズ時代の19年に打率・319、34本塁打、メジャー最多126打点をマーク。同年オフにエンゼルスと7年2億4500万ドル(約332億5000万円)の超大型契約を結び、鳴り物入りで入団した。

 しかし、移籍後は打撃不振と故障の連続で精彩を欠いた。昨季までの3シーズンの通算成績はわずか157試合の出場で打率・252、20本塁打、89打点。チーム最高年俸3800万ドル(約51億6000万円)の今季も開幕直後に敵地ファンとトラブルを起こして5試合の出場停止処分を受け、今月2日の時点で打率は・250。現役最大の不良債権選手として日米メディアやSNS上でたたかれている。

 ところが、4月下旬から打撃成績は右肩上がり。同24日以降の15試合のうち12試合で安打を記録し、5月月間成績はリーグ最高の打率・438、1本塁打、7打点、7得点、OPS1・113。本塁打は1本しか出ていないが、この日の3安打で20年8月29日以来、986日ぶりに打率3割を突破した。

 2番トラウト、3番大谷と不動の中軸を形成する32歳。レンドンのバットがチーム浮上のカギを握る。

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