エンゼルス4番レンドン、左脚負傷で途中交代 大谷らと強力中軸形成 球団最高給51億円
「ガーディアンズ8-6エンゼルス」(13日、クリーブランド)
エンゼルスのベテラン、アンソニー・レンドン内野手が六回途中の守備で途中交代。球団は「左脚付け根の張りのため」と発表した。
大リーグ公式サイトのボリンジャー記者によると、レンドンは六回途中の投手交代時にネビン監督に「脚の付け根に張りがあり、プレーできる状態ではない」と伝え、自ら交代を申し出たという。
レンドンは前日の試合で3安打2得点の活躍を見せ、打率・307をマーク。20年8月29日以来、986日ぶりに打率3割を突破した。
この日は初回の打席で三ゴロ。三回は犠飛でチームに3点目をもたらしたが、五回は投ゴロ併殺。無安打の状況でベンチに下がり、打率を・301とした。
レンドンはナショナルズ時代の19年に打率・319、34本塁打、メジャー最多126打点をマーク。同年オフにエンゼルスと7年2億4500万ドル(約332億5000万円)の超大型契約を結び、鳴り物入りで入団した。しかし、移籍後は打撃不振と故障の連続で精彩を欠き、昨季までの3シーズンの通算成績はわずか157試合の出場で打率・252、20本塁打、89打点だった。
チーム最高年俸3800万ドル(約51億6000万円)の今季は開幕直後に敵地ファンとのトラブルで5試合の出場停止処分を受け、打撃の調子も上がらず、周囲を心配させた。しかし、4月下旬から打撃は右肩上がり。前日までの5月月間成績はリーグ最高の打率・438をマークするなど、本来の力を出し始め、2番トラウト、3番大谷とともに強力な中軸トリオを形成していた。