大魔神・佐々木主浩氏が藤浪晋太郎に完全復活への助言 「高校の監督のところに戻れ」 「いい時の自分を取り戻せ」

 ユーチューブの「名球会チャンネル」が13日に更新され、日米通算381セーブを誇る大魔神こと佐々木主浩氏が、米大リーグ・アスレチックスでここまで1勝4敗、防御率12・17と苦しむ藤浪晋太郎投手が復活するための方法論を語った。

 佐々木氏はまず、藤浪の投球フォームについて「体の使い方、横の使い方してない?」と疑問を呈し、グラブを持った左手の動きが縦ではなく、横への移動になっていることが、与四球率約8個という制球難の要因になっていると指摘した。

 かつて、食事を共にした席で藤浪がボールを持ち歩いていたことを明かした佐々木氏。「じゃあひとつヒントをあげるね」として、リリースの際に手首が斜めになる傾向があった右腕に対し、いい直球を投げたければ、絶対に手首を立てなければならないんだということをアドバイスし、「そうするためにはどうしたらいいのか考えてみな」と伝えたという。

 手首を立てて投げるためには「横軸ではなく、縦軸にならないといけないから」としつつも、あえて全部を助言する方法は採らなかったのだという。その理由については「それをどう受け取るかを見たかった。自分で考えないとモノにはならないから」と佐々木氏は語った。

 藤浪は12日(日本時間13日)のレンジャーズ戦で待望のメジャー初勝利を挙げたが、佐々木氏は右腕が完全復活するためには「高校の監督のところに戻って、いい時の自分を取り戻す。いい時を知ってるのは彼なんだから。俺も困ったら高校(東北高)の監督に相談だったから。ダメになった時、苦しい時に答えを出してくれるのは高校の恩師」とし、2012年に甲子園で春夏制覇を果たした際の指導者である大阪桐蔭・西谷監督を頼り、無双を誇った時の藤浪らしさを取り戻すことが大事だと熱く語っていた。

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