エンゼルス最高給51億円レンドン「最悪だ」 負傷者リスト入りの心境語る
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは15日(日本時間16日)、アンソニー・レンドン内野手が左足付け根の張りのため10日間の負傷者リストに入ったと発表した。代わって3Aからリバン・ソト内野手がメジャーに今季初昇格した。
チームのボルティモア遠征に帯同しているレンドンは試合前のクラブハウスで取材対応。患部に異変を感じたのは4月末のブルワーズ戦で、2日前の試合で痛みを再発させたことを明かし、「それほどひどくはないと思う」と患部の状態は説明した。
同内野手はナショナルズ時代の19年に打率・319、34本塁打、メジャー最多126打点をマークし、同年オフにFAでエンゼルスと7年2億4500万ドル(約332億5000万円)の超大型契約で合意した。
鳴り物入りで入団したが、移籍後は打撃不振と故障の連続で精彩を欠き、昨季までの3シーズンの通算成績はわずか157試合の出場で打率・252、20本塁打、89打点と年俸に見合う働きはできていない。
移籍2年目の21年からここまで負傷者リストに入るのは6度目。左足付け根、左膝、左股関節、右手首のけがによる離脱を思い返し、「間違いなくフラストレーションがたまっている。腹立たしいし、ハッピーではない」と胸中を吐露。「最悪だ」とも話した。
チーム最高年俸3800万ドル(約51億6000万円)の今季はここまで30試合に出場し、打率・301、1本塁打、20打点。開幕直後に敵地ファンとのトラブルで5試合の出場停止処分を受け、打撃の調子も上がらず周囲を心配させたが、4月下旬から復調した。5月月間成績はリーグ2位の打率・412、本塁打こそ1本だが、OPS1・041マークするなど、本来の力を取り戻し始めていた。2番トラウト、3番大谷とともに強力な中軸を形成していただけにチームにとっては大きな戦力ダウンとなった。