アスレチックス、サヨナラ勝ちでメジャー最遅10勝 藤浪晋太郎は2失点3K 元ヤクルト・マクガフ4敗目

 「アスレチックス9-8ダイヤモンドバックス」(16日、オークランド)

 藤浪晋太郎投手が所属するアスレチックスが延長十二回サヨナラ勝ちでメジャー最遅の10勝到達(34敗)。藤浪晋太郎投手は2点を追う七回から3番手で登板し、1回1/3を投げて4安打2失点、3奪三振で勝敗はつかなかった。

 同点の延長十二回1死満塁。ルイーズが放った強いゴロ打球を遊撃手がはじいた直後、三塁側ベンチから選手がフィールドになだれ込んだ。連敗を3で止めるサヨナラ勝利。メジャー30球団で最も遅いシーズン44戦目で到達した10勝目だった。

 二転三転した試合。藤浪がマウンドに上がったのは4-6の七回からだ。最速158キロの直球で2者連続三振を奪う上々の立ち上がり。3人目もツーストライクまで追い込んだが、高めに浮いたスプリットを左翼線二塁打にされて暗転する。連続適時打を浴びて2点を失った。

 しかし、その裏の攻撃でアスレチックス打線が奮起。途中出場のノダに満塁弾が飛び出し同点に追いつくと、藤浪はイニングまたぎの八回に先頭打者を外角低めの速球で見逃し三振。次打者に内野安打を許したところで球数は32となり、交代した。

 3試合ぶりの失点で防御率を12・24と悪化させたが、23球のストライクを投げ、ストライク率はメジャー移籍後最高の71・8%を記録した。

 この日の負け投手は、昨季までヤクルトの守護神として活躍したダイヤモンドバックスのマクガフ。今季は5年ぶりに米球界復帰し、15年以来8年ぶりにメジャーで投げているが、ここまで21試合に登板し、0勝4敗、防御率4・50と苦戦を強いられている。

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