エンゼルス・大谷 3年連続10号 連敗止めた!八回に決勝内野安打
「オリオールズ5-6エンゼルス」(18日、ボルティモア)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)は18日(日本時間19日)、敵地ボルティモアでのオリオールズ戦に「3番・指名打者」で出場し、一回に3年連続5度目の2桁本塁打となる10号ソロを放ち、八回には決勝の適時内野安打を放ち、連敗を「2」で止めた。
2戦連続無安打で臨んだデーゲーム。大谷のバットが火を噴いたのは初回だ。右腕ウェルズの外角高めチェンジアップを捉えると、打球は右翼席最前列に着弾。3戦ぶりの一発で連敗中のチームに勢いをもたらした。
出場43試合目での2桁本塁打は、シーズン46本塁打を記録した21年の28試合に続く自己2番目のスピード。この日の1本で年間38本ペースとした。
同点で迎えた八回1死満塁の絶好機では、代わったばかりの左腕コローンの初球、外角低めスライダーにバットを伸ばす。一、二塁間へのゴロを一塁手が横っ跳びで好捕したが、大谷の快足が勝って決勝の適時内野安打。3戦ぶり今季14度目のマルチ安打とした。
ネビン監督は大谷の打撃について「彼はシーズンを通して安定している。バットはよく振れていると思う」と評価。前日まで2試合ノーヒットだったことを踏まえ「打ち損じは少しあった。ただ、彼でも毎打席ヒットにはできないし、毎試合ホームランを打つことはできない。しかし、初回の1本はチームにとって大きな刺激になったのは間違いない」とたたえた。
三回にはトラウトが2戦連続となる10号2ラン。今季3度目、通算25度目の“トラウタニ弾”に僚友は「二人がそろってホームランを打って、チームに勝つチャンスを作るのはすごくいいよね」とし、大谷の決勝打には「左対左の難しいマッチアップだったけど、よく打ったよ。楽しい試合だった」と称賛の言葉を並べた。