大谷翔平が休養拒否 指揮官「今の彼は非常にいい感じだ」 快足内野安打で本拠地沸かす 3連勝で貯金4

 1回、一塁内野安打を放ち、セーフをアピールする大谷(共同)
 1回、一塁内野安打を放ち一塁に駆け込む大谷(共同)
 1回、先制ソロを放ったモニアク(右)を迎える大谷(共同)
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 「エンゼルス4-0レッドソックス」(23日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は「3番・指名打者」で出場し、4打数1安打。チームは今季5度目の完封勝利で3連勝を飾った。

 全力疾走で安打を奪った。

 1番モニアックの先頭打者弾で1点をリードした初回1死。大谷がチェンジアップに崩されながら打った一塁ゴロに快足を飛ばした。ベースカバーがわずかに遅れた相手投手とのスピード勝負。一瞬早く一塁ベースを踏み、両手を広げて「セーフ」のポーズを見せた。

 12日から始まった13連戦、大谷は今月2日の試合を欠場して以降はこの日まで投打同時出場4試合を含む20試合連続出場している。今季は開幕から中5日の登板間隔を維持して投打同時出場を継続していることにネビン監督は「肉体的には本当にいい状態だと思う。投球回数は自己最多ペースで投げているが、非常にいい感じだ」と評価。「休養日が必要かどうか聞いたら、『大丈夫です。木曜日(25日)は試合がないので。次の登板(27日のマーリンズ戦)の前に休みたくない』と言ってきた。彼が自分の体について話す時はその言葉を信じている」と続けた。

 大谷は通常、試合前の打者としての調整は室内で行うが、この日はフィールドに出てチームの打撃練習に参加。4月19日にヤンキースタジアムで打って以来、35日ぶりのフリー打撃は31スイングで6連発を含む18本の柵越えを披露した。最後の一振りでは推定150メートルの一発で周囲を驚かせた。

 2打席目以降はノーヒットに抑えられ、すぐには結果につながらなかったが、試合前の確認事項は明日以降の打席に生きてくるはずだ。

 試合は、エンゼルスの先発キャニングが7回2安打無失点の快投で3勝目。打っては1番モニアックがメジャー昇格後スタメン出場8試合で3本目となる先頭打者弾で先制すると、八回にはトラウトの4戦ぶり11号2ラン。歴代85位のジョー・ディマジオに並ぶ通算361本目の本塁打でリードを広げて快勝した。チームは今季4度目の3連勝で貯金を4にした。

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