前日死球なんの!エンゼルス・大谷 リーグ単独トップ13号!敵地どよめく確信の一発
「ホワイトソックス7-3エンゼルス」(30日、シカゴ)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)は「3番・DH」でホワイトソックス戦に先発し、四回に5試合ぶりでチーム単独トップとなる13号ソロを放った。29日の同戦は初回に右ふくらはぎに152キロ速球が直撃する死球を受けたが、一夜明けたこの日も先発出場。飛距離133メートルの特大弾で鉄人ぶりを示した。
敵地のスタンドもどよめく確信弾だった。1-1の四回無死。大谷は2ストライクから右腕・ジオリトが内角高めへ投じた速球に力負けせず、フルスイングで打ち返した。打った瞬間、それと分かる弾道を見ながら、ゆっくりと歩き出した。
中堅フェンスを軽々と越える133メートルの特大弾だ。5試合ぶりでチーム単独トップの13号ソロは、メジャー通算140号。大谷から通算3本目の本塁打を浴びたジオリトは「もっと高めを狙っていたのに、力強く振らせてしまった。大谷には失投ばかり投げてしまっている」と悔やむ一発でもあった。
前日の同カードは初回の打席で右ふくらはぎに152キロ速球が直撃。大声をあげるほどの死球だっただけに、一夜明けの後遺症が心配されたが、2日から26試合連続でスタメンに名を連ねて結果を残した。
5月は11試合で無安打と不振に苦しむ中で放ったアーチをチームメートも祝福。ベンチではおなじみのかぶとセレブレーションが行われた。さらにハイタッチの最後に待ち構えたサンドバルが大谷のかぶとをかぶり、大谷は両手の親指と人さし指で「カメラ」を作ってシャッターを押す“カメラマン・パフォーマンス”も披露。大谷の発案で12号を放った際に初めて行った新パフォーマンスも今後は注目を集めそうだ。