大谷翔平 1年ぶり2打席連発14、15号で43発ペース キング争いジャッジに3差 トラウタニ弾神話継続
「ホワイトソックス5-12エンゼルス」(31日、シカゴ)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」で出場し、2打席連続本塁打を放つなど、3打数2安打1四球、4打点、3得点の活躍だった。チームは4本塁打で大勝。トラウトは初回に145メートルの特大13号2ランを放ち、大谷とのアベック弾“トラウタニ弾”が出た試合は5戦5勝と不敗神話を継続した。
大谷が過去の対戦打率・444のお得意様から本塁打を量産した。初回の打席こそ、紙一重の中飛に倒れたが、1点リードの三回1死一塁の打席でメジャー通算127勝のリンの初球、内角151キロツーシームをとらえて中越え14号2ラン。2試合連続本塁打となる飛距離130メートルの一撃で敵地をどよめかせると、四回にはフルカウントから内角高め直球を右翼席上段へたたき込む飛距離140メートルの特大弾。再び敵地ファンをどよめかせた。
敵地スタンドから小さなブーイングが起こったのは七回の打席だ。日米自己初の3打席連発が懸かった打席はフルカウントから外角に抜けるカーブを見送って四球。“次の1本”を期待したファンは不満の声を上げた。
九回の攻撃は先頭で打席が回ってくる予定だったが、チームは大谷の疲労を考慮して代打を送られた。打席に立った捕手ウォラクは大谷の気持ちを代弁するかのように中越え4号ソロ。ベンチで見守った背番号17は歓声を上げ、笑顔で迎えた。
大谷の1試合2発は昨年9月5日のタイガース戦以来。2打席連発は同5月29日のブルージェイズ戦以来。年間本塁打数を43本ペースに乗せ、ア・リーグの本塁打王争いでも単独2位に浮上。18本で独走状態だったジャッジ(ヤンキース)に3本差に迫った。