大谷翔平は「トクベツ」 殿堂入り『Mr.オクトーバー』ジャクソン氏が絶賛「一流だ」

 試合前のフィールドでジャクソン氏(右)に声を掛けられ笑顔を見せる大谷(撮影・小林信行)
 あすの登板に備えて試合前にキャッチボールをする大谷(撮影・小林信行)
 試合前の投球練習を終えて笑顔を見せる大谷(撮影・小林信行)
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 「アストロズ-エンゼルス」(1日、ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手が試合前のフィールドでミスター・オクトーバー(10月男)の異名をとる殿堂入り選手のレジー・ジャクソン氏から声を掛けられ、笑顔を見せた。

 試合前のエンゼルスのベンチ前。投球練習を終えた大谷にジャクソン氏が声を掛けた。「君はすばらしい打者だ。見ていて楽しい。一流だ。きっと比較できるような選手はいないだろうね」。さらに同氏は水原通訳に「Special」の日本語訳を教えてもらい、「君は『トクベツ』と伝えると、『サンキュー』と言ったよ」と会話の内容を明かした。

 ジャクソン氏は70年代から80年代にかけてアスレチックスやヤンキースで活躍。メジャー通算21年で2820試合に出場し、563本塁打、1702打点などの記録を持つ。本塁打王4回、打点王1回を獲得。

 アスレチックスで3度、ヤンキースで2度のワールドチャンピオンに輝き、ワールドシリーズMVPを2度獲得。10月に開催されるプレーオフで好成績を残しており、「ミスター・オクトーバー」と呼ばれている。

 この日の大谷はあす2日の登板に備えてキャッチボールのほか、ブルペンで35球を投げた。特にツーシーム、スイーパー、スプリットの変化球は1球ごとに数値を確認しながら投げ込んだ。

 大谷はここまで投打同時出場11試合を含む55試合に出場し、打率・269、チーム最多の15本塁打&38打点&7盗塁。前日のホワイトソックス戦は昨年5月29日の 戦以来、1年ぶりの2打席連続弾となる14、15号を放つなど、4打点3得点をマークした。

 5月は月間打率・243とやや苦しみながらも8本塁打。特に直近13試合で7本塁打の量産態勢でア・リーグの本塁打王争いは2位に浮上。18本でトップを快走するジャッジ(ヤンキース)との差を3本に縮めた。

 投手としては5勝1敗、防御率2・91。被打率・155はメジャートップ、奪三振90とWHIP0・95はア・リーグ2位。

▽エンゼルスのラインアップ

1番・左翼 ウォード  打率・232、6本塁打、20打点、OPS・662

2番・中堅 トラウト  打率・278、13本塁打、31打点、OPS・891

3番・DH 大谷    打率・269、15本塁打、38打点、OPS・883

4番・二塁 ドルーリー 打率・245、9本塁打、27打点、OPS・778

5番・捕手 タイス   打率・295、3本塁打、13打点、OPS・814

6番・右翼 レンフロー 打率・248、10本塁打、29打点、OPS・744

7番・三塁 ウルシェラ 打率・307、2本塁打、24打点、OPS・729

8番・一塁 ウォルシュ 打率・185、0本塁打、4打点、OPS・612

9番・遊撃 ネトー   打率・238、3本塁打、18打点、OPS・686

   投手 デトマーズ 0勝4敗、防御率4・93

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