退場処分のネビン監督「見てのとおりだ」反撃機のストライク判定に激高 不可解判定のウォードは「すごく悔しい」
「アストロズ5-2エンゼルス」(1日、ヒューストン)
勝敗を分けたストライク判定だった。2点を追う六回1死満塁の絶好機。1番ウォードはフルカウントから自信をもって見送った内角低めのボールをストライクと判定され、三振に倒れた。
とっさにうしろを振り返って球審に言葉を発したウォード。試合後のクラブハウスで三振の打席を問われ、開口一番「すごく悔しい。ああいう形で終わってしまい残念だ。でも、これも試合の一部」と自分に言い聞かせるように静かに言った。
ボールなら押し出し四球で1点差に詰め寄り、トラウト、大谷に続く流れ。結局、2死満塁からトラウトが遊直に倒れて逆転機を逸した。
ウォードへの判定に対し、ベンチ内から抗議した瞬間、退場処分を受けたネビン監督は激高してフィールドに飛び出し、鬼の形相で球審に詰め寄った。
試合後の指揮官は険しい表情で「見てのとおりだ。審判の判定を非難するつもりはない」。怒りを押し殺しながら「きょうはたくさんチャンスがあった。塁上の走者を還すことができなかった」と、得点圏に走者を置いた場面で12打数2安打、13残塁の試合を振り返った。