MLB「ジャッジがMVP」敏腕記者のつぶやきに反響「まだ6月やぞ」「防御率は?」「大谷に何かあった?」
「ジャッジがMVP。一件落着」。
ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者でジョン・ヘイマン氏が3日(日本時間4日)、自身のツイッターに投稿した短文が大きな反響を呼んでいる。
ヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジ外野手は昨季、ア・リーグ新記録の62本塁打を放ち、131打点と合わせてリーグ2冠、同2位の打率・311、メジャー最多の133得点&OPS1・111をマークし、MVPを獲得した。
今季もこの日のドジャース戦で19号を打って、キング争いで2位の大谷(エンゼルス)とアルバレス(アストロズ)との差を4に広げた。40打点は大谷らと並んでリーグ6位タイ、OPS1・078はメジャートップ。昨季に続いて好成績を残しているが、シーズンはまだ3分の1を消化したばかり。
あまりにも早すぎるMVP予想。メジャーファンと思われるフォロワーから「ありがとう、ジョン」と支持される一方で、「まだ6月やぞ、ジョン。落ち着け」、「今日がシーズン最終戦?」、「今のところね」などと矢継ぎ早にツッコミ。また、二刀流の活躍で21年にMVPを獲得し、昨季も同投票2位に入った大谷を引き合いに出し、「大谷は生きてるよ」、「ジャッジの防御率は?」、「大谷になんかあった?」、「大谷は5日おきに投げてトップ15に入っているよ」といった投稿や、レンジャーズのセミエンを推す声も複数あった。
大谷はここまで12試合に投打同時出場し、投手としては5勝2敗、防御率3・30。メジャー3位の96奪三振、メジャー1位の被打率・175、リーグ10位タイの71投球回などをマーク。打者としてはリーグ2位タイの15本塁打、同6位タイの40打点を残している。
MVP投票において重視されている指標の一つ、rWARは大谷が2・7でメジャー7位、ジャッジが2・2で同22位。トップ3はフランコ(レイズ)が3・5、ビシェット(ブルージェイズ)が3・3、セミエン(レンジャーズ)とアクーニャ(ブレーブス)が3・0となっている。
昨季のア・リーグMVP投票はジャッジと大谷の一騎打ちの様相を呈し、2人で1位票と2位票を獲得する結果となった。今季も2人を軸に展開されるであろう賞レースから目が離せない。